ごめんね… - 佐藤ひろ美
背中 合わせ 言葉
流れて消える
今の雨空嫌いだけど
ごめんね 離れたくない
何をいつも
私 恐れているの
いつも私に向けてくれた
笑顔が滲むよ
ねえ もうあの頃のような
海風 青空 雨の日
見えない
今はもう見えない
私 流れてく
窓に映る雨が小さく見えて
触れる雫は冷たいけど
ごめんね そばに居させて
ずっと あなた 背中
離れぬように
きっと
今でも向けてくれる
笑顔が苦しい
どうして
言えないのだろう
勇気が無くってごめんね
怖くて
強く抱かれるのが
私 流れてく
離れる
離れたくないの
無邪気なあの日に
ごめんね
流れる私 お願いぎゅっと
雨に消さないで