視界がどうも見えすぎる目眩一つが体を揺らす
気付いたらまた朝だった
昔も今も変わらないで存在だけが少し小さくなった
散らばった言葉は価値なんて持たないで
生まれ変わりもできないでただそこにあるだけ
晴れが刺した今日もなにも進めないまま
現実逃避だけは上手くなった
考えだけが飽和して綺麗だった憧憬を思い出していた
死臭だけがこびりついていた
視界が全部見えすぎる晴れが全神経を刺していく
よく見えるのは過去の自分
時間だけは過ぎ去っていて何もなさぬことが少しずつ増えてった
全て消えてくれよ自分ごと何者にもなれないで終わるよりマシさ
頭の奥の記憶がまだ居座っているままなんだよ
夢はあったそれを忘れようとしたまま
後悔だけが積もり積もっていく
天才なんか大嫌いで認めたくない自分が1番嫌いで
馬鹿みたいな言葉のままなんだ
「わからない何もわからない」
後悔と恥辱にまみれそれでも残っているもの一つ
それはどうもとても綺麗で見た目は少し歪な形をしている
そしてとても焦がれてる少し遠いところで
雨が降った僕は大人になれないまま
忘れたいことばかりがあるけど
張り付く笑顔もあの日の裂傷も全部全部本当なんだ
それを映し出せたならば歩き出せ
最後の最後には笑ってくれよ
視界がやっぱ見え過ぎる目眩一つで今日も目覚める
死臭はもう消えていた