音楽の行く先は虚構な繁栄かそれとも絶滅か―――。\n\n我々人間を含めた生命はあらゆる進化を遂げ現在に到った。しかし、それら進化の結果は必然性を以て受け入れられ、生命の進化の歯車が今日もなお動いている、即ち色々な要素の介入により、受け入れざるを得ない必然と考えても構わないだろう。例えば陸を求めれば肺呼吸を獲得し、空を求めれば翼を獲得し、発明が筋力や免疫を奪った。\nその必然性によって色々な歪みが生じていることも歴史を繙けば容易な事である。\nこれから我々は未来へ時を進め、どのような進化を遂げていくのだろうか。\n\n生命の行く先は虚構な繁栄かそれとも絶滅か―――。\n\n我々が望む未来の進化ビジョンとはどのようなものだろう。更なる進化か、変化を嫌い停滞するのか。それらは進化の必然性と合致しているのだろうか。\n答えは生命のDNAの中に潜んでいて、意識の中に予感という形で現れる。\n予感に従って抗うことなく進化すること―――蓋然性進化―――。\n科学的解釈でも宗教的解釈でもないこの蓋然性進化論は我々に何をもたらすのだろう。\n私たちは様々な視点から蓋然性進化を音楽で表現する。音楽もまた同様の進化をするかのように―――\n新たな進化が始まり、我々に審判が下る。\n\nボーカルは綾野えいり、真理絵さん、桜庭わかなさん、Jenyaさん、M3で先行発売された「ゴルナークラートと少年」のフルバージョンを収録。\n本作品では提起部分、応答部分の２部作になっており、その第１部の「提起部分」である。